たねちゃんです。

今日は管理薬剤師の規制緩和についてご紹介していきます。
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簡単にいうと規制緩和によって、管理薬剤師の兼業が認められるかもしれない、ということです。


2018年5月に、山口県萩市が「地方分権改革に関する提案」として、へき地の薬局は管理薬剤師の兼務を認めてほしいとの要望を内閣府に提出しました。


これを受けて、規制緩和に向けた検討が進められてきて、昨日の日本経済新聞にも2019年度中にも緩和する方針とのトピックスが掲載されました。
参考記事;薬剤師管理職、複数地域で兼務 人手不足で規制緩和へ
複数の人材紹介会社から、一人薬剤師の店舗で管理薬剤師をしたがらない人が増えている、とは昨年から耳にしていました。


そんなこともあって、たねちゃんの会社も管理薬剤師の採用にはとっても苦労したわけですが、この緩和は大手グループ調剤にとっても、中小規模の薬局にとっても朗報ではないかと個人的には感じています。


今は数店舗以上の系列を持つようになればラウンダーたる存在が、店舗間を行き来してはシフトの隙間を上手く埋めてくれます。

しかし、管理薬剤師が兼務可能ともなれば、緊急時や自店にいない時などに別の店舗にも入れるようになるわけなので、ラウンダーの負担も軽減されます。


かかりつけ薬剤師や地域支援体制加算といった調剤報酬を考慮すると、管理薬剤師の勤務時間が最低でも32時間という縛りになるかと思いますが、それでも他の店舗に入れるのは人手不足の解消に大きく寄与することでしょう。


そうなればラウンダーをしている方の手取りが少なくなったり、たまにみかける週1日からOKという求人もなくなっていったりと、現場側のデメリットもあるのかもしれません。


いずれにしても、たねちゃんとしてはこの規制緩和が進むのには大賛成です。

久しぶりに明るいニュースが聞こえてきたようにも思いました。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。