たねちゃんです。

今日は薬局の独立支援についての話です。
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たねちゃんの会社は独立支援を謳っているわけではないのですが、10月1日を目途に、1年半近くかけて従業員1人が無事独立できるところまでたどり着きました。

申請書類が通ればおそらく問題ないはず、気を抜かずあと1ヶ月弱を走り抜けたいと思います。


独立したい方にとって「独立支援」を掲げている薬局は魅力的に映るでしょう。

でも一言に独立支援といっても、ピンからキリまで様々です。

それに自分が今回携わってみて、独立支援が本当に大変なのだと実感しました。


まず独立するには相応しい案件を見つけなければなりません。

そこが妥当かどうか、そういった相談も独立支援の一部になります。


例えばここで、案件は会社から振ってもらえるけど相談は片手間くらいにしか乗ってもらえず、情報だけある程度教えてもらって、あとは全部自分で進めて!なんてスタンスの会社も存在するかもしれません。

これだけ見るとひどいと思われるかもしれませんが、個人で案件を見つけるのは至難の業、そうなれば案件の情報を回しているのでも十分支援している、と会社側の言い分も想定できます。


そして独立できる案件がめでたく決まって、法人登記を済ませたりといったハード面、それから企業理念や会社の方向性を定めたりというソフト面、両方を考えていく必要があります。

法人登記は一人でどうにかなっても、税理士などの外部の専門家をどうするかという問題が出たり、また企業理念も自分の想いを言葉におこすのは簡単そうに見えて難しく、すぐには出来上がりません。


さらに法人としての体制が整備できても薬局運営の準備も必須です。

申請書類のみならず、掲示物や置いておく義務のあるものの用意、また業務の円滑に行うために薬局内の整理や、近隣医療機関との連携ができるに越したことはありません。


もっと言うと医薬品卸と筆頭に、付き合いをしていくことになる様々な業者さんとの契約なんかも済ませなくては薬局を始めれません。

まだ書けていないところもありますが、ざっと見てもこれだけの過程を経て独立に至るのです。


これら全てを会社がサポートしてくれるべき、と考えるならそれは中々難しいと思います。

極端な話し、フィーが発生すれば会社の労力を割くかもしれませんが、無償でできる範囲というのも限りがあります。

なので「独立支援」を行う会社に入ろうとするなら、どこまで面倒を見てくれるのか、そして何かしら見返りが必要なのか、この二点は予めクリアにしておいたほうがトラブルも回避できるでしょう。


ただし今後は経営者になって会社を切り盛りしていくので、支援には期待し過ぎないほうが自分のためにもなると思います。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。