二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2017年07月

プロフィールには現在に至るまでの紹介をさせていただきました。

そこで今回はたねちゃんの生き方に最も影響を与えた本を紹介します。

自己啓発のジャンルでもはや知らない人はいないと思いますが、影響を受けたのはこちらの本です。

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「7つの習慣」です。かなり年季が入ってます。かれこれ5年ほど前の就職活動時に購入したもので今でもたまに開くことがあります。

個人的な見解ですが、この本と他の自己啓発本を比較しても書いてある内容自体にはあまり差異ないと思います。しかしながらこの本が最も良いと思うには理由があります。

それは成功に関わる本質的な考え方に触れていること。他の自己啓発本というのはどちらかというとテクニック(例えば人間関係をよくするには○○したほうがいい)を重視しているところに違いがあると考えます。

自分にとっての成功とは何なのか?
この点を冒頭でしっかりと考えるとさらに本の内容が入ってきやすくなります。

収入や社会的地位、あるいは評価を得られることが果たして自分にとっての成功なのか、それだけが本当に大切なのか(家族や大切な人間関係を犠牲にしてまでほしいのか)と問われるとかなり悩みました。

自分なりの解釈としてはいろんな役割の中で、例えば家族、職場、地域の一員としてそれぞれにおいて達成したい目標を原理原則に従って立てて、日々の行動まで落とし込んでいく。行動の結果、自分の満足いく人生を送り、さらにいえば優れた人格を形成することが本当の意味での成功だと本を通じて思いました。

そういった本質論が書かれているのでのちに書かれている7個の習慣がテクニックっぽく感じないのかもしれません。繰り返しになりますが、成功とは何か?といった本質的な冒頭に書いてある内容を理解されてから習慣を実践されると全然効果も違ってくると思います。

というわけでまずはまだ手に取ってない方、是非購入して読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本日はブログのタイトルにもある、キャリアコンサルタントについて紹介します。

「薬剤師は聞いたことあるけど、キャリアコンサルタントなんか聞いたことない」

こういった方が多いかと思います。実はキャリアコンサルタントは国家資格の一つで近年認められるようになったので認知度はまだまだ低い資格なのです。(2016年4月より国家資格化)

終身雇用という雇用形態が崩壊しつつある現代、自分のキャリアを会社や組織に委ねず主体的に考える必要があります。とはいっても自分一人で悩んだところで答えがでる人ばかりではなく、もやもやしている人もいる、そんなときに主体的なキャリアの決定に関わるのがキャリアコンサルタントなのです。

「先輩や上司からアドバイスをもらって、話しはわかるけれども行動に移すにはちょっと…」

進路や今後のことでこんな経験したことありませんか?たねちゃんもよくあります。聞かなければアドバイスをした方はいい気分はしない、受けた方は何となく後ろめたい気分になるかと思います。

そこで原因になるのはそのアドバイスが本人の価値観や背景、状況を踏まえていないがため、こういった状況になるのです。アドバイスが悪いというわけではありません。ただ相談相手のことを理解して心理的に同じ立場でアドバイスが言えるかどうかというのが重要なポイントになってくるのです。そしてそのアドバイスを本人が選ぶというのが最も大切なのです。

キャリアコンサルタントは相談者に寄り添いながら一緒に解決策を探り、そして最終的には本人が自分自身で行動を起こす手助けをするといった役割を担います。(*団体によって考えは若干異なりますが…)

キャリアコンサルタントの活動の場としてはハローワークや人材紹介会社、大学の就職課、あるいは企業の人事部といったところが現在は主流です。国家資格化されたことで資格取得の流れはますます進んでいくことと思われます。

キャリアコンサルタントを取得しなくともさっき挙げたアドバイスの例だと相手のことをもう少しわかっていると伝え方が変わってくるかもしれません。アドバイスを受け入れてくれないといった方が周りにおられたらこの人のことをもっと理解しよう!とまず接してみると違った提案の仕方ができるかと思います。

またキャリアコンサルタントに興味がでた方は是非こちらも覗いてみてください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000104890.html

本日もありがとうございました。

たねちゃんのプロフィール(2017.7時点)
プロフィール候補
1988年生まれ。

調剤薬局の薬剤師として、また二代目として薬局を運営をして現在で3年目。

その傍らキャリアコンサルタントを取得し、主に母校の大学にて活動しています。

このブログでは下記のジャンルについて色々書いていきます。
・医療、薬局業界・キャリア形成・会社経営・サービス業・趣味(旅行、グルメ、小説等)
▼薬剤師になるまで
2013年4月、受験に失敗し新設の私立大学薬学部に入学。実家が薬局を経営しているという安易な理由で進路を決め、薬学部に入学するもちょろっとアルバイトしたり、ギャンブルに明け暮れたり、ただ勉強に関しては再試験で長期休暇を台無しにしたくない!といった動機から要所要所で頑張って取り組んだといった大学生活を過ごしました。

そして春、夏の休みを上手く使うことに専念しツアーを使わず、中には一人旅も経験して現在までに21か国を旅しました。

そこから就職先が決まって大学受験に失敗したこともあって怖くなり、死ぬ気で鞭打った結果、国家試験を学内トップで合格して無事薬剤師になることができました。
▼就職活動
そんな中大学4回生になったとき、自分の進路について考える機会がありました。

それは大学の友人の父親で、調剤薬局の二代目経営者の方と食事にいったときのことでした。

「人付き合いは大事にしときいや。」

将来は会社を経営するんだろうな~ってぐらいにしか思っていなかったけど、自分中心な性格なので人付き合いも得意ではなく、この時に縦横の人のつながりであったり、人脈は大事なんだろうなと気づかされました。

そうやって自分の将来について考えたとき、なるべく多くの人と関わってコミュニケーション能力を磨けて、なおかつ勉強はそこそこしてきたので薬に関係している職種ということで製薬会社の営業、MRになろうと決意しました。
▼就職先は製薬会社の営業(MR)に
新設大学の一期生ということもあり、情報が乏しく採用の実績が全くないのでインターンシップから苦労しました。(正直就職活動自体舐めていたので他の大学の学生を見てびっくりしました。)

そんなこんなで四苦八苦したのですが、【働く】ということについてじっくり考えさせられ、大学の友人が色々協力してくれた甲斐あってなんとか某メーカーに拾ってもらえることに。それから半年間の研修を終えて、宮崎県というゆかりのない地に配属して1年半、MRとして勤務しました。

そして就職活動や会社に入ってから先輩(勝手に僕のメンターだと思ってます)に教えをもらう中でキャリアについて考えることは大事だと改めて気づきました。

働くことやキャリアについて、新設校で先輩がいなくて色々聞く機会がなかったこともあって、もっと大学の後輩に情報を伝えたい、そして薬剤師になったあとに自分のキャリアに満足してもらいたいという気持ちから、卒業後就職支援の団体を立ち上げ、学生向けに継続して毎年セミナーを実施するようになりました。
▼実家の調剤薬局に戻る
それから薬局の人手不足、祖父母の問題があって実家に戻ることを決意。

その時にも自分の薬局とか自分の会社ってどうしていこう?とふとした疑問がでてきました。

「薬局みたいな狭い空間で仕事をするなんて耐えれるんかな」
「そもそも薬局の仕事って自分のやりたい感じじゃない気がする」


こんなマイナスなイメージを持っていたので、一言で戻るといってもゆくゆくは自分の会社になるわけだし、そんな面白くなさそうな所ならちょっとでも楽しく仕事したいと思うようになっていきました。
▼二足のわらじの原点
そこで製薬会社を辞める際に、薬局が楽しくなるようにするには何を学べばいいのか?というところに行き着きました。

スターバックスなんかいいんじゃないのか」

給料が特別高いわけでもないのに飲食業界の中でも人気が高い、どこの店舗に行っても良いサービスを提供してくれる、そして何と言っても働いている人がイキイキとしている。

そんな感じのイメージを抱いていたので、

「スターバックスで働いて良い環境作りを勉強しよう!そしてどうせならコーヒーを売るのも薬を売るのもサービスの基本は一緒だろうし、良いサービスを届けれるようなスキルも一緒に手に入れよう!」

と考えがまとまりました。

それからMRを辞めて薬剤師をしながらアルバイトの面接に何度も落とされ、くじけかけていた時にオープニングスタッフ募集の店舗を見つけ、大量採用の中になんとか紛れ込むことができ、念願のスターバックス店員となり、そして薬剤師×スターバックス店員というダブルワークの生活を1年間経験しました。
▼そして現在に至る~薬剤師×キャリアコンサルタント~
はたまた薬局の人手不足とトラブルに見舞われ、スターバックスを辞めなければならない状況となり退職。

本格的に薬局に力を入れていかなければならない立場となって、薬局業界にも不安を覚えていたので先のことも視野に入れてキャリアコンサルタントの資格をとろうと決断。

また先程も書いたように学生向けのセミナーをしていたこともあってセミナー自体の質の向上、また会社のマネジメントにも活かせるのではないかと考えが至って発起して見事取得にこぎつけました。

厳密にいえばキャリアコンサルトを取得して本格的にはこれからといった状況ですが、これから薬剤師×キャリアコンサルタントの二足のわらじで奮闘していきます。
▼ブログを通じて
「これからどうやって働いていけばいいのか不安に思う、何をしたいのかわからない」

「資格(薬剤師)はあるけどそれだけでは終わりたくない、けどほかに何をしたらいいかぼんやりしか考えられない」

「医療業界が厳しくなる中で薬局をどうしていったらいいか、薬剤師としてどう生き残っていけばいいか悩んでいる」


簡単にいえば僕自身がこれまでの経歴で悩んだところです。今でも悩んでいる部分でもあります。そして二足のわらじを履くというキャリアを選択しました。

そんな中このブログを通じて似たような悩みを持っている人、キャリアや今後のビジョンで悩んでいる人に役に立ったり思いを共有したり、あるいは二足のわらじならぬ三足のわらじとなるよう収益に繋げる、さらにもっといえば【たねちゃん】という人物を知ってもらい、そういったところから今後の仕事に繋がったりすれば…なんてことを思っています。

以上、長々お付き合いいただきありがとうございました。

これから宜しくお願いします。


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