二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2018年06月

たねちゃんです。

今日は仕事で二足のわらじを両立する前に、注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
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では早速1つ目から見ていきましょう。

①職場の了承

二足のわらじを仕事で両立させようとする前に、まず確認しておきたいのが現職場との兼ね合いです。

要するに就業規則の確認、ということです。


モデル就業規則には副業という直接的な表現は出てきませんが、

「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」


と記載されており、副業を全面的に認めていない企業では上記のようになっているケースが多いかと思います。


まず会社に許可がいるということなので、二足のわらじを考えている方は事前に職場に相談しておくほうが賢明でしょう。

ちなみに管理薬剤師の場合は、薬事に関する仕事を兼務することができないので別途注意が必要です。

②自己管理

職場での了承が得られ、二足のわらじを開始するとします。

一つの仕事でのスケジュールが決まり、もう一つの仕事のスケジュールを空いている時間に入れていく、慣れてくれば並行させながら二つのスケジュールを組むことになります。


初めのほうは空いている時間に、別の仕事を差し込んでそれで問題ないかもしれません。

それが一ヶ月、半年と経つとどうなるでしょう?


モチベーションを保つことが難しくなったり、時間管理が面倒になったり、体力的にしんどくなるようなことも考えられます。

少し先のことを考え、自己管理が上手くいきそうかどうかという視点を持つことも、二足のわらじを両立させるには必要かもしれません。

③収入の申告

現在の組織で二足のわらじを認められ、体力やモチベーションも上手く管理できそうである、これで二足のわらじが実現可能になったからといって安心はできません。

二足のわらじで得た収入はどうなるのか、最後の注意点です。


収入の申告について。

これは全ての収入が確定申告の対象となるわけではなく、一つの基準となるのが年間で20万円です。

サラリーマンが二足のわらじで稼いだ副業収入が年に20万円以下の場合には確定申告は原則不要です。


また確定申告を行わなかった場合には、それまでに支払うべき税金に加えて無申告加算税というペナルティが課されてしまうので注意が必要です。

この辺りの詳細については、税理士や公認会計士といった税金に精通している方にお聞きいただければと思います。



それではまとめです。

二足のわらじを両立する前に知っておきたい3つのポイントとして、

①職場の了承
②自己管理
③収入の申告


といった点を今日は紹介させていただきました。


余談ですが、「二足のわらじを履く」というのは、江戸時代に博打打ちが十手を預かり、同じ博徒を取り締まる役も兼ねていたことから生まれたことわざのようです。

これまで何度も使ってたのですが、今回二足のわらじを履く注意点を書くにあたって初めて知りました。


では今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

薬剤師×キャリアコンサルタントの二足のわらじを履き、活動を本格化させてからもう少しで一年が経ちます。


キャリアコンサルタントとしては単発セミナーの講師、学生さんとのキャリア面談、それから中小企業へのセルフキャリアドッグ制度導入など、色々と経験してきました。


そして先日ついに大学の招聘講師という形で、ゼミでの一コマを担当させていただきました!
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こちらはセミナー当日の風景です。


今回は2つのゼミの学生さんと、その他の希望者を合わせて16名の薬学生に参加してもらいました。

学生さんに対しては、自己理解の重要性を理解してもらうことを目的にグループワークを織り交ぜ実施しました。


そして実施する側としても、こういったキャリアに関するセミナーがどれだけ学生さんの意欲を向上させれるかを測るために、初の試みでCAVTというテストもアンケートと合わせて用いてみました。

では気になる結果は…?





先日セミナーを終えたばかりでデータの解析はまだ終わっていませんが、アンケートで年に数回実施してほしいというような声もいただきました。
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今回はゼミの一コマでしたが、薬学生へのキャリア支援で教務の課程に入れたのは大きな一歩だと感じています。

またどこか別のゼミや、他の大学でも機会をいただけるようこれからも頑張っていきます!


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

キャリアコンサルタントが国家資格となり、2年が経ちました。


第8回の国家試験も今月頭に実技試験が終わり、7月2日の合格発表後には新たに多くのキャリアコンサルタントが誕生することでしょう。

キャリアコンサルタントは徐々に身近な存在となり得るかもしれません。


では、キャリアコンサルティング技能士を知っているという方はおられますでしょうか?
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これは簡単に言えば、キャリアコンサルタントの上位資格


キャリアコンサルタントは国家資格化され、ある程度の知識や技能が担保されています。

そして技能検定であるキャリアコンサルティング技能士は、2級とさらに上位の1級に分かれています。


キャリアコンサルタントは標準レベルという位置づけに対して、キャリアコンサルティング技能士2級は熟練レベル、キャリアコンサルティング技能士1級は指導者レベルといったポジションとなっています。
キャリアコンサルタントとキャリアコンサルティング技能士の位置づけ

キャリアコンサルタントとキャリアコンサルティング技能士。


技能士が上位資格であるという根拠は、下記の論文からもお分かりいただけます。
キャリアコンサルタント国家資格の有無が相談満足度に与える影響ー大学キャリア・センターにいける就職相談場面に着目してー
こちらの文献では大学のキャリアセンターにおける学生支援を対象に、国家資格未保有者、キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング技能士が関わった場合、学生の満足度にどのように影響があったかを考察しています。


少し悲しい結果なのですが、国家資格未保有者とキャリアコンサルタントとの間に満足度の有意差はなく、国家資格未保有者とキャリアコンサルティング技能士の間では満足度に有意な差が見られています。

このことからもキャリアコンサルタントよりも技能士の方が、全体的に見れば優れた面談ができるともいえるでしょう。



これからキャリアコンサルタントにお会いする機会も増えてくるかと思います。

その時にお会いした方が技能士であれば、より精通していると見極めの材料に使われるのも一つかもしれません。


ちなみにたねちゃんは標準レベルなので、まだまだ自己研鑽しなくてはならないと身が引き締まりました。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

今日はタイトルにもあるよう、20代30代の薬剤師保有MRの方に向けてご紹介をさせていただきます。
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対象が限定されているのはご了承ください。



MRも数年ほど前から『不要論』が業界では言われており、製薬企業も人員削減のため早期退職制度によって離職者を募るような動きも珍しいことではなくなっています。

薬剤師の資格を持っていれば、MRを辞めたとしても次の職場は容易に見つかりますが、年収ダウンや調剤薬局の先細りも気になることかと思います。



「転職も考えてはいるけど、業界の色んな情報があって迷っている」

「薬局への転職は頭にあるけど、どんな薬局がいいのかわからず結局動けていない」




そういった薬剤師への転職を検討している現役MRの方に、今日はあるモニターのご紹介です!



『MR専門薬剤師転職ラボ』。
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日本で唯一のMRを対象とした薬剤師転職支援サービスが開始されます。

その新規サービスのモニターとして、限定3名(先着順)で昨日より募集が始まっています。


モニターを受ける利点としては、

・MR経験者の薬剤師アドバイザーから薬剤師転職案内を受けれる
・MR経験を最大限評価してくれる薬局のマッチングを探してくれる
・薬局業界の現状を知ることができる
・スカイプやZOOMを使って遠方でも相談できる


という4つのメリットに加え、モニター限定の企画として

・国家資格キャリアコンサルタントに面談してもらえる(60分)
・転職が決まれば御祝い金5万円がもらえる


という特典もあります。



キャリアコンサルタントとの面談といえばもしかして…(笑)。


転職に対しては薬局に即移りたいという方でも、今後の一つの選択肢として考えたいという方でもどちらでも大丈夫です。

決して無理に転職を進めたりするわけではありませんので、記事を見て興味が湧いた方は

http://k-pharma.co.jp/mr-pharmacist/mrtensyoku

↑こちらから登録していただき、お申し込みください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

タイトルだけで何の記事かわかった方もおられると思いますが、少しだけ我慢してお付き合いください(笑)。



いきなりですが、最高の人生とは何でしょうか?

幸せな家庭を築くこと?

それとも裕福な生活を送ること?


以前に『成功』の定義でも似たようなことをご紹介しましたが、成功と最高の人生とではニュアンスが微妙に違うような気もします。


今日はそんな人生観についての話。

紹介するのは2008年に日本で公開された洋画、『最高の人生の見つけ方』。

余命数ヶ月の全く見知らぬ老人男性二人が相部屋で入院生活を送る。

二人の男の名は、エドワードとカーター。


病院経営者のエドワードはとんでもない大富豪だが、家族との関係は極めて希薄。

カーターは自動車整備士で決して裕福ではない。しかし、家族が病院にはいつも見舞いに来てくれる。

これまで過ごしてきた人生が対照的な二人。


ある時、病室でカーターが書き留めていたバケットリスト、「死ぬまでにやりたいことリスト」をエドワードは目にする。

そしてそのリストに幾分か書き加えてエドワードは言う。


「ここでじっと横になって"臨床試験"とやらが奇跡を起こすのを待つか外へ飛び出すか」



思い切った二人は死ぬ前に、そのリストを一つずつ消していこうと旅に出る。


スカイダイビング、マスタングの運転、入れ墨。

様々なことに挑戦し、世界各国を旅した二人が迎える結末はいかに。



死ぬ前になってこの二人のようにやりたいことをできないかもしれない。

だったら生きているうちに、本当にしたいことに時間を、そして人生を費やすのがいいのではないか、そんなメッセージが込めらているようにも感じました。


物語の終盤、ピラミッドを眺めながら二人が語り合うシーンは固唾を飲んでしまいます。



「古代エジプト人はこう信じていた。”死ぬと天国の扉の前で神に2つ質問され、その答えによって入れるか決まる”」



気になった方は是非この作品を見て、そしてバケットリストを考えてみてはどうでしょうか。

ちなみに普段映画は全く見ないのですが、今はスマホでも見られるのだと感心しました(笑)。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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