二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2019年04月

たねちゃんです。

薬剤師のキャリアアップには、「独立開業」という選択肢もあると以前お伝えしました。
参考記事;薬剤師の代表的な4つのキャリアアップ
現在、調剤薬局に向けては行政からも厳しい指摘が多く、調剤料が大幅に引き下げられるのが確定的だとの記事も見られました。

こういった流れを受けて薬局を既に経営されている、もしくは独立志望の方でも、今後薬局事業一本でやっていこうと考えているのも少なくなっているのではないかと思います。


たねちゃんも他事業展開についてはよく考えるのですが、そもそも薬局以外の業界事情に詳しくはありません。

加えて他のビジネスモデルがどうなっているかも理解できていないため、どうにかして勉強しようと書店に行ったところ、こんな本を見つけました。

この本には流行りのビジネス、ZOZOSUIT、SHOWROOMなどの事例が100個収載されています。


左ページにはビジネスモデルの流れを示した図、右半分には説明の文書と見開き2ページでざっくりと理解できるような構成となっていて、非常にわかりやすいと感じました。

たねちゃんのように、幅広く他のビジネスを知りたいという方には参考になる本だと思います。


またTwitterでは事業の多角化について、こんな意見も見られました。
「薬局だから、薬剤師だから…」


知らず知らずのうちに、どこかで医療や薬剤師が絡むようなものでないといけない、と縛られていた部分もあったかもしれないと気付かされました。

制限をなくしたらどんなビジネスができるか、じっくり考えてみようと思います。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

先週土曜日、母校での恒例イベント「仕事研究セミナー」を開催しました。
IMG_0590
6年目に突入した今年は、自己分析のワークと職業理解のために調剤薬局、病院で働く2名の先輩薬剤師に登壇いただきました。

ちなみにワークはたねちゃんが担当し、今回はホランドの理論を取り入れてみました。
参考記事;『芸術』のキャリア
就職活動で苦労した末にMRになれたのは、本当に納得いく選択だったと今でも思います。

自分自身の経験を踏まえて母校の学生さんに、「もっと自分のキャリアを考えてほしい」という想いでキャリアコンサルタントを取得し、これまでセミナーを続けてきました。


キャリア教育は「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と文部科学省の資料で定義付けされています。


医療系の大学、学部では専門的な知識習得に特化している分、キャリアを考える機会は一般の大学に比べるとかなり少ないと思います。

「キャリアデザイン」、「キャリア形成」、「キャリアマネジメント」、名前に若干の違いはあるものの、多くの大学ですでにキャリア系の科目が取り入れられています。


この日のセミナーではアンケートをとったのですが、


「薬剤師の将来についてどう思っていますか?」



という問いに対して、興味深い結果が得られました。
仕事研究セミナーアンケート結果
参加者は例年より少なめで、回答がなかったものも省いたのですが、休みの日にわざわざセミナーに来て自分のキャリアを考えようとしている学生さんは少なからず薬剤師の将来性に不安を感じているようです。


「とりあえず調剤薬局」

「給料が高いからドラッグストア」

「気楽に働きたいから派遣でいい」



こんな声を一度でも聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

5回生になっていざ職種や職場を考えようにも実習や研究、国家試験のことで頭が一杯になると就職先を安易に決めてしまう人も少なくはありません。


これまでだとそれで何とかなってきたのかもしれませんが、今は終身雇用を守れるかどうか難しいと経団連の会長が嘆く時代です。

また主体的に将来を考えている学生さんがすでに感づいているよう、「薬剤師=安定」の構図が成り立たなくなるかもしれません。


大学にはキャリアセンターがありますが、そこで全てを補えるわけでもありません。

だからこそ、薬学部にも低学年からキャリア教育を導入する必要があるのではないかとたねちゃんは考えています。


今年は10月にも母校のゼミで招聘講師としてワークショップを開催する予定です。

薬学部全体まで、とはいかなくても今回セミナーに来てくれた学生さんのように、まずは自分の将来を考えたいと思う学生さんの役に立てるよう、内容を練ったりと準備を進めていこうと思います。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

平成から令和に切り替わるのももう間もなくです。
50cef4abadb0cfe937bf0d68727de6c7_s
新元号の発表も世間を賑わせてくれましたが、GWの10連休も各メディアで随分と話題に上がりました。

これだけ長い休みだとどこに行っても人が溢れて、ごった返していて疲れてしまいそうです。


休日法に則って前例のない長期休暇が実現するわけですが、たねちゃんの周りで喜んでいる雰囲気はあまり感じられません。

LINEが実施したGWについてのアンケート調査でも次のような結果が得られています。
01-47
公務員を除くと、あとは半数以上が「うれしくない」と答えています。

サービス業は想像するに容易く、相当ハードにもなりそうですが、パートの場合は休みになったからといってもその分給料が減ってしまうので一概に嬉しいとも思われないようです。


「うれしくない」理由は他にも様々ですが、休みが決まっているのであれば有効的に使いたいところです。


連休というと、たねちゃんはどこかに出掛けるのが真っ先に思い浮かびますが、それ以外にどんなことがあるでしょうか。
参考記事;【おすすめ】長期休暇・夏休みの大人の過ごし方:200%の成長をもたらした有意義な方法
本や漫画を読み漁ったり、ひたすらドラマや映画を見たりとベタな過ごし方もありますが、こんな風に何か新しいことにチャレンジするとより有意義に感じられるかもしれません。


ちなみにたねちゃんはというと、久しぶりの海外旅行を予定しています!
380aa08767f7eacb803ce7f3327130e5_s
まとまった休みもしばらく取れそうにないからと思い切ったのですが、空港の混雑がどれほどなのだとうと今更心配になってきました。

とりあえず連休まで土曜日の出勤も入れるとあと5日、休みをモチベーションにして頑張りたいと思います。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

今日はビジネス本の紹介です。

「僕は、絶対に倒産すると言われたオンデーズの社長になった。」


帯の言葉だけで惹きつけられる感じがします。

ストーリーは低価格メガネチェーン店、オンデーズの再生物語です。


年間の売り上げが20億円に対して、借入金は14億円。

誰もが反対した企業の買収に名乗りを上げたのは当時30歳、業界の知識も全くないデザイン企画会社の経営者。


「でも俺みたいに、会社も小さくて資金も信用もない若い経営者が、大きなチャンスを摑む為には、皆んなが嫌がるような案件、ちょうどこのオンデーズみたいな、燃え盛る火の中に自ら進んで手を突っ込んでいくようなことでもしないと、なかなかそんなチャンスは摑めないでしょう?」


2008年、当時のメガネ業界にはまだ圧倒的なナンバーワンのブランドは存在していませんでした。

誰も手を出さない負債を抱えた企業の買収、そして業界トップが不在で勝負をかけれると見込み、買収を成功させ代表取締役に就任しました。


ここからの内容は本を購入して読んでいただきたいのですが、紹介したいと思ったポイントがこの時点で一つあります。

それは、大きく名をあげたいのであれば、「誰もしないようなことをする」という点です。


オンデーズの代表取締役、田中修治さんはまさにこれを体現されています。

買収は周囲に否定されただけではなく、名乗りを上げていた外資系ファンドも決算内容を見て自ら降りてしまう、それほど過酷な状況にあったようです。


再生までの道のりは想像を絶するような苦難も描かれていますが、それほどのリスクを取らなければこれほどのサクセスストーリーは難しいのだと実感しました。


社長になって初めての大事な大事な新店オープンでの失敗、度重なる資金問題、社内での裏切り発覚、そして大切な方の死。

読んでいるだけなのに胃がキリキリするような展開もありますが、経営者や独立を考えている方は是非手に取ってみてください。


たねちゃんは5月4日、大阪の堺で開催される講演会に参加してきます!
破天荒フェニックス講演会
出典;https://hatenkou-sakaishi.peatix.com/


ビジネス本の著者の講演を聞くのもこれが初めてなので楽しみです。

まだ席にも若干余裕があるようなので、興味がある方はこちらもご覧ください。


名をあげたいと思うのであれば、「人がしていないことをする」のはかなり重要なポイントになるのではないかと思いました。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

4月は新しい期の始まりだけではなく、新入社員を迎える時期でもあります。
cd1f4709add2ab90db8ca6b0f9718a8d_s
思い起こせば6年前、念願の製薬会社に入社して新人研修がスタートしました。

どこのメーカーでも最初の研修というのは、人事部や研修部といった本社の人間が担当することが多いかと思います。


当時の同期から、本社で勤務している人は評価が高く、いわゆる「デキル人」なのだと聞いた覚えがあります。

それから現場に配属されてからも、あの人はデキル先輩だとかデキル上司だとかよく耳にしていました。


「デキル人って何なんだろう?」


こんな考えがある時、ふっと疑問として浮かび上がってきました。


新人からみた先輩というのは、自分よりも仕事ができる人ばかりなわけですから、大半が仕事が出来る人に当てはまります。

でも全員が全員、「デキル人」になるわけではありません。

きっと「何か」を基準にして「デキル人」、そうでない人に選別しているはずです。


そこで今日は多くの「デキル人」に当てはまるであろう3つの条件を、たねちゃんの見解でご紹介していきます。


身近にいる「デキル人」が当てはまるかどうか、考えながら記事を読み進めてもらえればと思います。

①凡ミスが極端に少ない

1つ目は「凡ミス」についてです。


例え「デキル人」と呼ばれていても人間誰しもミスはします。

しかし、その頻度は他の人と比べてどうでしょうか?


月ごとに提出が求められる書類なんかについてはわかりやすく差がついてきます。

仕事が出来ないと言われている人は提出忘れや記入漏れが多く、何回指摘されても同じようなミスを繰り返し起こしてしまいます。


一方で「デキル人」と見られている人については言うまでもありません。

当たり前のことを当たり前にやる、基本的なスタンスが確立されています。


実績や成果を求めすぎる前に、基礎的な業務をしっかりとこなすことが「デキル人」の大前提になるのではないかと思います。

②自分のことだけではなく、周りのことも見れている

2つ目は、「周囲への目線」です。


「デキル人」は自分のこともきっちりしているのに、他人のこともしっかりと見ています。


たねちゃんが新人で担当を持ち始めた頃、ちょうど新製品が発売となりました。

すぐに採用してくれるところもあれば、中々採用まで至らないところ、当然バラつきが出てきます。

中でも重要な得意先に自社製品が採用されないとなると段々焦りが強くなります。


そんな時、会議の場でもないのに「デキル人」は


「あそこの施設はどうなっている?」



とサラッと聞いてきて、相談に乗ってくれたりもしました。


自分の担当もあって大変なはずなのに、周りのこともよく見れているのだなと驚きました。


「デキル人」というのは自分のことだけではなく、周囲を見る力に長けていると思います。

さらに付け加えるとすれば、周りに接する際に思いやりがあったほうが尚更です。


周りのことを見ているけれど、細かく見過ぎる方も中にはいます。

たねちゃんなんかはそのタイプです(笑)。


細かく見られると管理されていると捉えがちになるので、この辺りのケアも上手くすると仕事が出来る上に好かれる人材になることでしょう。

③予想や期待を上回る

そして3つ目は、成果や行動に関してです。

これは色んなところで当てはまります。


定められた目標や計画を難なく達成する人は間違いなく「デキル人」です。


そして行動の部分でいうと、先ほどの提出書類の例でいえば、「デキル人」は期限を守るだけではなく、余裕を持って提出される人が多いのではないかと思います。

すなわち、「期限までに送ってほしい」という相手側の期待を上回っているわけです。


他にも「デキル人」はあらゆるところで期待を上回っています。


連絡の速さ、飲み会での気遣い等々。

小さいことですが、「デキル人」は色んな場面で相手の期待値を超えていきます。


以上を踏まえ、「デキル人」になるには3つの条件が必要ではないかと考えます。


①凡ミスが極端に少ない

②自分のことだけでなく、周りのことも見れている

③予想や期待を上回る



あなたが思い浮かべた「デキル人」は上の3つを満たしていましたでしょうか?


もちろんこれは一部分で、思考や性格を含めるとまだまだ要素は挙げられます。

ネガティブよりもポジティブな方がいいとは思いますが、単なるポジティブだけでは「デキル人」にはなりません。


愛想がいいとか笑顔でいるとかといった特徴も他の記事ででてきましたが、まずは仕事をきっちりすることが大切です。

「デキル人」になりたいと思ったのであれば、3つの条件を意識して仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

↑このページのトップヘ