二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2019年10月

たねちゃんです。

先週の土曜日は薬局経営者の方が主催の飲み会に参加してきました。
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10月も終わりに近づき、これから本格的に忘年会シーズンに突入です。

深酔いには十分注意したいと思います。


こういった集まりでは仲間内ばかりではなく、始めましての方ともお会いする機会もあります。

初対面で業界が同じ方との会話で


「○○さんをご存知なんですね!」


と直接ではなくても名前は聞いたことがある人や、共通の知り合いがいるケースは珍しくはないと思います。


たねちゃんも「薬剤師業界は狭い」と何度感じたかわかりません。

どの業界でもありえそうな話ですが、これを実証した実験論文が1967年に発表されました。


文献のタイトルは「小さな世界問題」

実験ではアメリカ国内で全く面識がない2人を選んで、何人の知り合いを経由すれば到達するかをミルグラムという心理学者が調べました。

結果としては平均5.83人と結果が得られており、このことから6人を仲介すれば誰とでも間接的に知り合える「六次の隔たり」との仮説も幅広く知られています。


業界が同じであれば共通の知人も増えるので尚更繋がり易くもなります。

世間は狭い、そう意識することで目の前の人との接し方が変わるかもしれません。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

あなたの今いる会社は、評価が年収に直結する体系をとっていますか?
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たねちゃんが就活をしていた頃、外資系のMRは実績を上げれば上げるほどその分賞与は期待できる、なんて話もよく聞きました。


これは一見、成果を上げればリターンがあるのでやる気も上がりそうです。

しかし、ある実験では報酬が動機付けを弱めることも報告されています。

デシの実験~「報酬」は内発的動機付けを低下させる~

ロチェスター大学心理学のデシ教授は、1970年代に報酬などの外発的動機付けが、自ら動こうとする「内発的動機付け」にどう影響するかを実験しました。


パズルを使った実験で、手順は以下の通りです。


①学生を2グループに分ける

②1つのグループはパズルを解くと金銭報酬が与えられる、もう1つは報酬なし

③30分間パズルを解いてもらう

④休憩時間の行動を観察する



③30分のパズル解きまでは両群ともに熱心に取り組みましたが、注目すべきはその後の行動です。


休憩時間に入った後、金銭がもらえるグループはパズルを止めてしまったのに対し、報酬なしのグループはパズル解きを続けた、という結果が得られました。

報酬ありの方は、お金がもらえないならもうやらない!となってしまったようです。


デシの他の実験でも報酬以外の「罰」や「競争」が、内発的動機付けを低下させることを明らかにしました。

自分が行動する時に外部から制限を受けたりすると面白くなくなってしまう、そんな感覚に近いのかもしれません。


そうは言っても、評価が給与に影響しなければ不満が出るし、直結したところでモチベーションが下がってしまうかもしれない、となれば一体どうするのがいいんでしょうか。


たねちゃんは来月から自社の人事評価制度を作成する予定ですが、この辺りも加味して程よいバランスを意識したいと思います。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こないだ、後輩からたねちゃんに相談したいことがあるとの連絡が来ました。


「お疲れ様です。
生活状況やライフスタイルが一変するのでアドバイスを頂けたらと思いメールしました。
余裕ある時に聴いていただけると幸いです。」



先週の月曜日に連絡をもらったのですが、平日の夜に予定が詰まっていたので、4日後なら大丈夫と返信して、その週の金曜日に電話で相談に乗りました。


そして当日。

電話をかけてまずは軽く近況報告、と思いきやいきなり職場に対する愚痴が始まりました。


「管理薬剤師が~」

「事務さんが~」



端折りましたが、簡単にいえば人間関係に悩んでいるとの内容です。


よくある話しだな、と思いながら30分ほど「ふんふん」「なるほどね」なんて相づちを打って、一通り後輩が話し終わったので、じゃあ何のアドバイスを欲しいのか?と尋ねると、これは本題ではなかったとのこと。
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肩透かしを食らいましたが、「諸事情で異動願いを出すか、もしくは転職するかを悩んでいる」というのが相談の目的のようでした。


ここからさらに30分、事情を含めて今どういう気持ちでどう考えているのか、慎重に問いかけて、ある程度考えが掴めてきました。


「どっちかっていうと、すでに転職の方向で気持ちは固まってそうよね?」


話しをまとめようとすると、


「いや元々そうだったんですけど、自分の考えが間違ってないか客観的な意見を聞きたくて。でも話して考えがまとまったので助かりました。ありがとうございました!」



と返ってきました。


この間、アドバイスらしいアドバイスは何もしていません。

後輩の意見を否定もせず、ただただじっくりと質問して色々と聞いていただけです。


「アドバイスがいるんじゃなかったの?」とも思いましたが、転職に向けて一歩踏み出す気持ちが湧いたのであれば今回の時間も役に立ったのかなと感じました。


「話しを聞いてほしかっただけ」というのが真の目的だった、なんていう事例はキャリアコンサルタントが対応するケースでも珍しくはありません。


悩みの相談を受けたらいきなりアドバイスをしようとせず、まずは聞いてあげる。

「傾聴」する姿勢が大事なのだと改めて実感しました。


あなたも自分の意見をぐっと堪えてみれば、いつもの悩み相談よりももっと相手の役に立てるかもしれません。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

前回の記事、「アイデアは○○から生まれる」でインプットの重要性を取り上げました。

ではインプットを増やしたいと思ったら何をすればいいのでしょうか?


その秘訣は「継続的にアウトプットをする」です!


「(。´・ω・)ん?インプットをしたいのに何でアウトプットなの?」


情報を入手したいのに何でアウトプットが必要なのか、疑問に感じた方もいるかもしれません。

ではたねちゃんのこのブログを使って考えてみましょう。


3日に1回投稿で今日の記事で274記事目、キャリアや医療業界、プライベートなこと等、テーマは様々ですが200を超える記事を作成してきました。

200もの記事を書くイメージをブログを始める前からしていたのかと聞かれると、当然そんなわけはありません。

逆にスタート前にそれだけネタがあったら末恐ろしいです(笑)。


記事をアップしない日には「何かブログのネタになることがないかな」と常に追われていますし、更新がギリギリになった日も何度もあります。

けどアウトプットをすると決めている分、インプットへの意識も高まっています。


SNSを見る時も知らないワードが出てみると検索してみたり、人と会って話しをしていても気づきが多くなったりと、アウトプットがベースにある分インプットしやすくなっているように思います。


じゃあいきなりブログを毎日更新しよう!といってもハードルが高い、かといって気が向いた時にアウトプットしようと決めても中々継続できません。

たねちゃんはかなり前の記事でも触れたのですが継続したいなら、「続けれる程度でスタートする」のをオススメしています。

「ブログほど文字量があるのはしんどいからTwitterにしようかな…」


これでもいいと思います。

何なら続けるのを視野に入れるなら2,3日に1ツイートでもいいのです。

自分で守れそうを思ったルールでひとまず3ヶ月を目途にアウトプットしていけば、インプットの質も量も変わるはずです。


アイデアを生み出すにはインプットが必要、そしてインプットを増やしたいならアウトプットする環境に身を置く。


「何からどう発信していいのかわからない」

「下手なことを発信して恥ずかしい思いをしたくない」



アウトプットに抵抗感がある方、心配無用です。

たねちゃんもブログを始める時に「どうせ誰も見てないから(笑)」と言われて気が楽になりました。

マネタイズを意識せずとにかくアウトプットする習慣をつけたいなら、友人と一緒に始めてみるのも、匿名でスタートするのもいいと思います。


続けれる範囲で、自分に合った媒体でアウトプットすれば、情報を意識的に取り込むようになり、結果アイデアもこれまで以上に生まれやすくなることでしょう。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

アイデアを求められる場面は日常では様々かと思います。


会社でいうと新規事業だけではなく、既存事業拡大のため、あるいは社内の活性化にも新企画は有効です。

よくアイデアを考えるには「ブレインストーミング」が有効だともいいますが、そもそも案を出すために必要なのは「インプット」ではないかとたねちゃんは考えています。
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会社のことではないのですが、来年母校の大学に著名人を招いて講演会をしたいと目論んでいます。

お金を払って呼ぶわけですから当然ニーズがある人を呼ばなければなりません。


そしたら直感でこの人だ!といきなり確定するはずもなく、最初は何人か候補を挙げていくところからスタートします。

ここで誰を呼ぶか、案を出すには講演をしていたことのある、人気の著名人を知っておかなければ話しになりません。

情報を持っておく、つまりインプットが必須になります。


捻りのあるアイデアを出すならインプットは尚更必要です。

例えば、これから新時代の「薬局×○○」を考えるとしましょう。


薬局×カフェ
薬局×コンビニ
薬局×コワーキングスペース
薬局×ドローン
薬局×保育園
薬局×フィットネスクラブ



たねちゃんが短い時間で思い出せたのがこれぐらいです。

まだまだありそうですが、元々持っている情報が多ければ多いほど、アイデアは出しやすいと思いませんか?


アイデアは既存要素の組み合わせとも言われています。

インプットが増えれば必然的に引き出しが多くなり、アイデアも生まれやすくなるはずです。


ではインプットを意識的に増やすにはどうしたらよいのでしょうか?

ここからは次回の記事で紹介したいと思います。
 
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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