二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2020年01月

たねちゃんです。

こないだ、薬局の独立開局を考えている方に向けて記事を書きました。

上の記事を読んで、早々良い案件は転がっていないと感じたかと思います。


でもそうはいっても、少し厳し目の案件ならないわけではありません。

薬剤師の採用困難な地域であれば、少しは話を摑みやすくなるはずです。


そして稀に、良好な案件をゲットして独立する方がいるのも事実です。


案件の良し悪しはおいといて、薬局をやることがある程度固まってきたら次は何をするのか、これについて今日は紹介していきます。

次の問題はその場所で果たして本当に薬局ができるのか、そう、許可の問題です。


M&Aで譲り受ける場合はハードルはほぼないに等しいのですが、新規開局の場合は注意が必要かと思います。


ここでの許可は最初の関門、薬局の開設許可を指します。

これが取れなければ、のちの保険薬局の指定も受けられないため、開設許可の取得は絶対条件です。


「じゃあ、許可をとるために書類を書いて保健所に申請すればいいんだね!」


ちょっと待った!!!
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書類の作成で間違いありませんが、そもそも構造的に問題があったりしないか、念のため確認しておいたほうがベターです。

いわゆる事前相談です。


事前相談でどんなことを指摘されるのか、

・スペースは十分に確保できているか
・中の構造に問題ないか
・一般の方が通る場所に薬局があるかどうか


一例をあげるとこんな感じです。


問題になりやすいのが3つ目の薬局の場所についてです。

わかりやすくいえば、公道には面しておらず、病院や診療所を出た人ぐらいしか薬局への道を歩かない、みたいな作りになっていればNGの可能性がぐんと高まるでしょう。


独立開局を志す方、それも新規での開局をしたい方はこの手順を踏んだほうがいいかもしれません。


え?何で急にこんな記事を書いているのかって?


それは……















ご想像にお任せします(笑)。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

昨年にチラッとブログでも書いたよう、今年中には人事評価制度を完成させたいと考えています。
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人事評価制度はこれまでずっと頭にありましたが、腰が重くてなかなか進めれませんでした。

けれども昨年秋に、もうこのタイミングしかないと思い切って、人事評価制度の作成を決意したのです。


たねちゃんの会社では顧問契約を交わしている社労士さんがいて、その社労士さんが今回人事評価制度の導入をサポートしてくれています。

どんな段取りで進めているのか、計画を下にお示しします。


★1ヶ月目
・スケジュール、全体像の把握
・等級の大枠設計

★2ヶ月目
・人事評価制度構築をスタッフに発表
・等級表完成

★3ヶ月目
・人事評価制度導入に向けてのワーク①


★4ヶ月目
・スタッフに評価項目についてアンケート
・人事評価制度導入に向けてのワーク②

★5ヶ月目
・評価の手順、評価シートの完成
・人事評価規程の完成
・スタッフ全員に通知



ざっと書けばこんな感じです。

5ヶ月で終われるかどうかは一旦おいて、現在その3ヶ月目に差し掛かっています。


ではタイトルで示した「第一歩」は何なのかといえば、スタッフを交えた第1回目のワークです。

経営者の方は、第一歩と表現しているニュアンスを何となくわかってもらえるでしょう。


何か新しいことを導入しようとする時、経営者はやる気満々だけどスタッフは知らんぷり、なんてケースはよくある話です。

なぜならスタッフは社長と比較して、変化を嫌がる方が多いからです。

それも人事評価といえば、普段の自分の仕事をもっとプラスに見てもらう、というよりも、減点法のようなチェックシートをイメージする方もいます。

むしろ後者のほうが多いかもしれません。


なので今回導入のために特に意識したのが「なぜ人事評価を導入するのか?」、背景の説明です。

そもそも何のために評価が必要なのでしょうか?


自分の思い通りに働いてもらうため?

サボっている人と頑張ってくれている人に差をつけるため?


色んな背景があると思いますが、たねちゃんの会社では、理念を実現するために人事評価を導入する、と強調しました。


【人の日常に活力と憩いを与える】



上の【】で括ったのがたねちゃんの会社の理念です。

簡単にいうと、スタッフや取引先、関係者、そして患者さんの日常に「活力」を与えたり、「憩い」や癒しを提供できる、そんな薬局を目指したいとの想いを込めてこの理念を掲げています。


とはいえ、理念を掲げただけで形骸化しつつあるような状況でした。

そこで、自社の理念を実現するためにどんなことを皆でしていくのか、評価を入れるというより、取り組む項目を考えていこう!といった投げかけをしました。


で、結果どうだったのかというと、単に人事評価を入れるだけ、という冷ややかな目線ではなかったと感じました。

説明の後に簡単なワークをして、トータル1時間ほどでミーティングは終了したのですが、とても実りのある時間となりました。


第一歩目の滑り出しは上々ですが、これからが本番です。

気を抜かずに人事評価制度導入、ひいてはきっちり運用できるよう頑張っていきたいと思います。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」
参考記事;「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳
2005年、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中での言葉です。

訳され方によって若干違うかもしれませんが、ニュアンスは変わりません。


要するに、「今日が人生最後の日だったら、今からの予定を本当にやりたいのか?」ということです。


何年も前に、初めてジョブズのこの言葉を知った時には、「今日死ぬんだったらどうしようか…」とちょっとだけ考えて、すぐに放棄してしまいました。

何せ今日急に自分が死ぬ、という事態はあまりに現実離れしていたからです。


月日は経ち去年の5月22日。

これと似たような問いに対してじっくり、それも相当時間をかけて考える機会がありました。


「もし明日人生最後の日だとしたら何をするか?」

「もし明日が人生最後の日だとしたら、何をしておけばよかったと思うか?」



意味としては上のスティーブ・ジョブズの言葉と同じ括りになるでしょう。


聞かれた時には少し悩んで、明日死ぬなら家族といたい、とか、もうちょっと家族との時間を過ごせばよかった、ぐらいしか頭に浮かびませんでした。

これだけだと数年前と同じよう、思考停止してしまいそうです。


ただ、そこから「本当にそれだけ?」と深掘りや何度も投げかけをしてもらい、時間をかけてリアルに明日自分が死んだらどう思うか、想像してみました。






そんなに簡単に出てきませんでした。

正直にいうと将来に不安を感じることはあっても、特段今大きな不満があるわけでも、後悔があるわけでもなかったからです。

まして明日死ぬならその不安は解消されるので、もはや心配する必要がなくなります。


色んな視点から考えて、もしかしたらこう思うのではないか、ある一つの切り口が見つかりました。


「もっと何かに挑戦しておけばよかった、そう思うかもしれない」



リスクを追って例えそれが失敗しても、もっと「挑戦」したかった、と自分が悔やんでそうなイメージができました。


それにこれまでの自分を改めて振り返って、自分が納得するような「挑戦」をしていないのだと気付きました。

具体的にいうと、実家が薬局を経営していて、それで薬学部に通って、MRになって、薬剤師×バリスタをして、店舗のマネジメントをして、キャリア支援をして、他にも資格をとって、登販の試験対策講座の講師をして、と大まかな自分のキャリアをみて、どこか「薬剤師」に縛られた上でしか行動できていないように思えてきたのです。


だったら自分でもよく思うよう、人生は一度しかないんだし、その内1回ぐらいは「薬剤師」に捉われることなく「挑戦」しよう!と腹を括れました。


どの分野で「挑戦」したいのか、そしてどんな「挑戦」をしたいのか。


それから半年間、練りに練ってもう少しで形になるかも、というところまできましたが、先月の大事なアポイントをものにできず、一旦中断となりました。


それと、大げさに「挑戦」と言いましたが、メチャクチャお金がかかるとか、何十人何百人と一緒に進行させているプロジェクトとか、そんな規模ではないので想像を膨らまさないようにお願いします(笑)。


あくまで今のたねちゃんにとって、未知の分野で何かをしたい、という背伸びをしたぐらいの「挑戦」です。

結果を出せていないのは不本意ですが、全くの他業種で企業さんとのアポイントまで漕ぎ着け、そして業界を超えて違う繋がりを作れたのは進歩があったと捉えています。


しかも本業でのいいニュースも、すぐに対応しなくてはいけない問題も色々と出てきました。

再スタートはしばらくお預けになりそうですが、今年は診療報酬改定もあるのでまずは目の前のことに集中しようと思います。


記事を読んでくれたあなたも、時間をとって「今日本当に死んでしまうとしたら…」と自分事として本気で考えれたら、明日からしようとすることが変化するかもしれません。


スティーブ・ジョブズのスピーチの動画も是非ご覧ください。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

先週金曜日にある薬局さんを訪問した際、感動する対応をしてもらったので今日はその話をさせてもらいます。
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遡ること半年前。

たねちゃんが毎月出席している勉強会にて、偶然にも大学時代の同級生と遭遇しました。


聞けば転職をして、今はたねちゃんの薬局から比較的近いところで働いているとのこと。

せっかくなのでまた挨拶にでも伺いたい、と話しをして、先週にアポなしで同級生の勤める薬局さんを訪問してきました。


門前医院の午前診終わりは比較的落ち着いている、とは聞いて覚えていたので、その時間帯を狙ってお伺いし、同級生には手を止めてもらって5分強立ち話をしてたねちゃんは帰りました。







と、ここまでだとタイトルの神対応が何のことなのかさっぱり、わからないと思います。


「同期の勤めている薬局さんに行って、ただ話をしてきただけでしょ?」


まさにその通りです。

では何にたねちゃんが感動したのかというと、訪問してから1時間ほど経った頃でした。


薬局に同級生から電話があり、何か忘れ物でもしたのかと思いきや、


「さっきはごめん。薬局に来てくれたのに全然案内とかもしなくて。」



と挨拶に伺っただけなのに謝罪をされました。


よくよく聞くと、他の薬剤師の方々からせっかく来てもらったのに何にも見てもらわずに帰るなんて失礼じゃないのか、とお叱りを受けたようで、それでわざわざ電話をくれたのでした。


薬剤師の方もアポなしで伺った人間にそこまで言ってくれるなんて丁寧だな、と感心していたら、今度はまた2時間ほどしてたねちゃんのケータイに見知らぬ番号から着信が。


電話に出てみると、何と先ほどの薬局の社長さんから!!!

内容は同じように、足を運んでもらったのに何にもせずにすいません、次に来られる時は聞きたいことがあれば何でも聞いてください、といったことを仰られました。


社長さんとは全く面識はありません。

それにもかかわらず、勤めている薬剤師の同級生がアポなしで来たにしては、対応が素晴らしすぎると思わず感動してしまいました。


ここまでできる薬局さんはそうないでしょう。

社長さんもすごいですが、他のスタッフまでその意識が浸透しているのが素晴らしいと感服しました。


今回訪問した薬局さんの詳しい情報はほとんど得ていませんが、それ以上に学びが大きかったと思います。

ファンをつくったり、一瞬で相手の心を掴みたいなら、今日の話は参考になるのではないでしょうか。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

自己理解シリーズ第8弾、今日は16個の質問に答えることでパーソナリティがわかる、「制御焦点理論」についてご紹介します。


5分程度の時間がかかりますが、


1:まったく当てはまらない
2:ほとんど当てはまらない
3:あまり当てはまらない
4:どちらとも言えない
5:やや当てはまる
6:かなり当てはまる
7:非常に当てはまる



のどれかで、以下の質問にそれぞれ回答していただきます。
1.どうやったら自分の目標や希望をかなえられるか、よく想像することがある。

2.私はたいてい、悪い出来事を避けることに意識を集中している。

3.私はたいてい、将来自分が成し遂げたいことに意識を集中している。

4.どうやったら失敗をふせげるかについて、よく考える。

5.私は、自分の理想を最優先し、自分の希望や願い・大志をかなえようと努力するタイプだと思う。

6.自分の責任や役割を果たせていないのではないかと、よく心配になる。

7.恐れている悪い出来事が自分にふりかかってくる様子を、よく想像する。

8.私はたいてい、人生において良い成果をあげることに意識を集中している。

9.職場(学校)での私は、仕事(学業)で自分の理想をかなえることを目指している。

10.どうやったら良い成績がとれるかについて、よく考える。

11.将来どんな人間になりたいかについて、よく考える。

12.目標とする成績をとれないのではないかと、よく心配になる。

13.こうなったらいいなと願っていることがかなう様子を、よく想像する。

14.職場(学校)での私は、仕事(学業)での失敗を避けることを目指している。

15.自分が将来そうなってしまったら嫌だと思う自分像について、よく考えることがある。

16.私にとっては、利益を得ることよりも、損失を避けることの方が大事だ。

参考;https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/82/5/82_5_450/_pdf
回答できましたでしょうか?


次に質問を

①1、3、5、8、9、10、11、13

②2、4、6、7、12、14、15、16


の2グループに分けて、回答の数値を足して合計のスコアを、グループごとに出してください。


ちなみにたねちゃんは

①…44点
②…41点

というあまり差のつかない結果となりました。


①の合計スコアが高かった方は「攻撃型」、②のほうが高い方は「防御型」に分類されます。

つまりたねちゃんは「攻撃型」になるみたいです。


攻撃型とは、目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てて動くタイプで、コンサルタントやアーティストが適した職業として挙げられています。


対して防御型は、目標を「責任」の一種としてとらえ、競争に負けないために働くタイプで、適した代表的な職業は、事務員や技術者、経理係や弁護士です。


どちらかのタイプがわかれば、それに合わせた働き方をした方が能力を発揮しやすく、そして仕事の満足度が高まるそうです。


実は、適職を探すのに役立つ唯一の性格テストとして、こないだ紹介させてもらった書籍に制御焦点理論は登場しています。


二度にわたってブログで紹介した本は初めてです。

それだけたねちゃんはこの本をオススメしたいのです。

自分の今の仕事に満足していない、あるいはキャリアに悩んでいる方、是非とも読んでもらいたいと思います。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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