二足のわらじ~薬剤師×キャリアコンサルタント~

医療・薬局業界、キャリア形成、会社経営などに関する情報をお届けします。 *本の紹介等広告を含む記事があります。

どうも、薬剤師×キャリアコンサルタントのたねちゃんです。
よければはじめにプロフィールをご覧ください。

2021年06月

たねちゃんです。

今年に入って業務委託で薬学生のキャリアコンサルティングを受け持つことになったと少し前に紹介したかと思います。


それが先日Twitterでオープンとなりました。
と良い報告になるだろうと思っていた矢先、昨晩急展開を迎えました。


一寸先は闇とはまさにこのこと、勘の良い読者さんはなんとなく察してもらえると幸いです(笑)。

とはいえしばらくは面談も担当させてもらいます。


話が逸れましたが、先月今月は進路相談というよりも面接対策が多かった月でした。

6回生は病院の選考が始まっているため、ESも用意してもらい本番を想定して行っています。
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自分が何十人もの面接を行った経験から、ウケのいい志望動機について昨年ブログ記事を投稿しました。

この記事では「働いてくれるイメージが湧くように伝えれるのがポイント」とお伝えし、そのためには条件よりも企業への想いや貢献できそうな姿勢を示したほうがいいとまとめました。


そして最近、学生さんの志望動機や自己PRを聞いていてふと、あまりに自分がやりたいに集中しすぎているようにも感じました。


「○○に興味を持って応募しました!」

「将来は○○に携わりたいと思っています!」



上の記事でも述べたよう、たねちゃんの学生時代もこんな感じでした。


熱意を伝えるのはもちろんプラスです。

それでも自分よがりになりすぎるのも注意が必要だと思います。


なぜなら雇い入れる側はあなたを成長させたり自己実現の場を提供してくれるのではなくて、大前提として組織で活躍してもらえる人を求めています。

どういった経緯で今の考えに至ったのか、志望理由も大事ですが貢献できるかどうかの方が優先順位は高いとも思います。


「新卒で実務経験もないのに即戦力になれるわけないじゃん!」


その通りです。

だったら「貢献できそうかどうか」、ここに重きを置くのも有効だと考えます。


「私の長所は○○です。この力を貴社で発揮できると考えています。」


自己PRのこんな例文を見たことのある方も多いとは思いますが、テンプレ的に用いているだけでしっかりと論理立てられていないケースも見られます。

さらにいえばせっかくエピソードのネタが興味深くても、長所とエピソードが一致していない例もあります。


自己PRといったらついエピソードのネタの強さに目がいきがちです。

しかし大切なのは長所でエピソードはあくまで裏付けにすぎません。


自分の長所を企業、組織、職種でどのように活かせるのか、こちらを意識して自己PRを作成するのをオススメします。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

今日は漠然としたテーマを取り扱ってみることにしました。
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というのも最近、薬剤師以外でどうやって稼いでるの?と質問を受けることが増えてきたことあってマネタイズは関心が高いんだなと実感しています。


お金を稼ぐというのはシンプルで、何かしらの価値提供をして、その価値に対する対価を支払ってもらうことでお金が手元に入ってきます。

どんなサービス、商品でも基本的にはこれに則っています。


薬剤師として働くこと、職能を発揮することで給料が支払われているわけです。

それには薬学部で学び国家試験に合格して、とのプロセスが必要となります。


「何を当たり前な話を…」



退屈に感じたかもしれませんが、ここが薬剤師×〇〇でマネタイズを考えるのに大事なポイントではないかとたねちゃんは考えています。


どこがかというと、薬剤師×〇〇の薬剤師の部分で給与を得るまでに、「薬学部で学び国家試験に合格して」とのプロセスです。

ストレートで最短6年、それに私立だと1年200万円前後の学費がかかるので単純に1200万円近く投資しています。

つまり薬剤師として稼げるようになるためには6年という時間をかけ、かつ1200万円のお金を支払っているのです。


ここまでは誰にでも伝わる話なのに、薬剤師×〇〇の〇〇部分になると少し様子が変わってきます。

「たねちゃんだからできたんでしょ?」みたいな風に思われますが全然そんなことありません。


2013年に大学を卒業してからずっと大学でボランティアとしてキャリア支援の活動を地道に続けてきました。

そして2017年、キャリアコンサルタントの資格取得のためにも講座に通って数十万円というお金を支払い勉強して、資格取得後も有料の研修に参加しています。


ブログの記事だって間もなく500記事を迎えますが、最近になって執筆や記事監修の依頼がちらほらあって、それまでは全くお金になっていません。


いえば薬剤師として稼げるようになるまでのプロセスと同じで、薬剤師×キャリアコンサルタントとして稼げるようになるまで時間もお金もそれなりに費やしているのです。


薬剤師×〇〇の相談を受ける際、×〇〇の時間やお金がかかるのに抵抗を感じる方が多いような気がしています。

薬剤師になるのにはそれなり時間もお金もかけているのに、です。


単純な労働や作業以外で価値提供をしてそれ相応の対価を支払ってもらおうと思えば、ある程度の準備期間や知識、経験は必要になります。


薬剤師×〇〇でマネタイズを考える際、薬剤師になるまでのステップを思い返してもらえればそれなりの過程を踏まなければならない、と少し見え方が変わったりするかもしれません。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

今日は信頼を損なわないためのリスクヘッジについて紹介させていただきます。
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先日、ある見積もりを依頼した際に、打ち合わせの時に話していた内容と異なる、それも金額がアップされた提示が説明もなしに送られてきました。

当然、たねちゃんからすると「どういうこと?」となって、連絡をとるとつらつらと説明を受けましたが疑念は拭えず、もし今後お付き合いすることになるなら先にはっきりと言ってほしいとお伝えしました。


契約を取りたかったり良く見せたかったりするとできそうにないことを言ってしまう心理は理解できないこともありません。


身近なところだと遅刻の連絡は最たるものでしょう。

遅れてしまい気まずさ故にあと5分ほどで着くといって結果10分以上かかってしまった、なんてことはないでしょうか?

たねちゃんも過去に何度かやってしまいました。


けどこれはその場を繕おうとしているだけで、信頼を余計に損ないかねません。

遅刻の場合はただでさえ遅れているのに、また更に追加で遅れることになるのですからダブルパンチです。

ならば遅刻のケースだとちゃんと到着できる時間を伝えたほうが信頼は損ないにくくなると思います。


見積もりの話だと、たねちゃんがこうして欲しかったというよりは信頼を損なわないよう注意を払うなら、先に高い金額を伝えておき、相談の中で低くできる可能性もあると言われたほうがよっぽど良い気がします。


ケースバイケースだとは思いますが、信頼を損なわないリスクヘッジとしてこのような考えを取り入れるのも一つだと思い、紹介させてもらいました。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たねちゃんです。

今日は人の時間をもらうことについて、記事を書いてみました。


「貴重なお時間、ありがとうございました」
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形式的な感じでよく聞くこのセリフ。

たねちゃんもなぞるように使ったことがありますが、先日本当に人の時間をもらう貴重さを実感する出来事がありました。


それはある薬局の見学をした時のことです。

在宅医療について学びを深めたいと思い、見学を依頼して3時間ほどみっちり、そして細かいところまで教えていただきました。


「たねちゃん、よくしてもらったなぁ」と思われたかもしれませんが、本当によくしていただいたんです。

しかし、これだけでは「貴重な時間」と本当の意味で思わなかったかもしれません。


この日は社長の経歴や想い、そして経営に対する考えなど様々なことをお伺いしました。

何より話しを聞いて思ったのが社長の多忙さ。


休日や夜間の対応もほとんどされており、独立してから数年は薬局に来なかった日はほとんどなかったともお聞きしました。

今は以前より休みも取れるようになったとのことでしたが、それでもお忙しいには変わりないはずです。


そして話しを聞いているとある考えが頭に浮かびました。

たねちゃんの質問に答えてくれている今の時間は、もしかしたら本来社長が身体を休めるはずの「貴重な時間」だったんじゃないのか?と。


現場に出るのもよし、身体を休めるのもよし、いずれにせよ現場を離れてたねちゃんに割いている時間は、社長の貴重な貴重な時間には変わりないはずです。


できるだけ有意義な時間にしようと準備もしっかりしましたが、一方的に教えを乞うというのは社長にとっては言ってしまえば何にもメリットにならないのです。


そう考えるとこの時に初めて「貴重なお時間、ありがとうございました」と本質的な意味で思えた気がしました。


もちろんこれまでたねちゃんに時間を下さった方々に感謝の気持ちがないのではありません。

ただ人の時間をもらうありがたみがわかっていたようで、全然わかっていなかったのだと痛感もしました。


何かしらの形で社長に返すことができれば、と思うのと共に、せっかく目上の方に時間をいただけるなら、せめて時間を割いて良かったと思ってもらえるよう、準備をしっかり行おうとも思いました。


改めまして社長、本当にありがとうございました。

たねちゃんです。

先日、昨年末から練ってきたページ薬局1周年記念企画が終わりました。

種明かしと反響も追記しましたので良かったら上のnoteもお読みください。

時間をかけて熱意を込めまくった分、燃え尽き症候群に陥りそうになってます(笑)。


この企画の趣旨はnoteで書いているように、大きくは2つの目的があって実行に移しました。

1つはリアル書店の価値を伝えたい、もう1つは書店・出版業界に少しでも恩返しをしたい。


それらがあって意図が伝わるようにオリジナル図書カードを作り、そして当選者の方々に足を運ぼうと思ってもらえるよう、手書きの手紙と住所地近くの書店情報を同封したのです。


さすがに100名分の手書きの手紙はどんなに書きなれた方でもしんどいと思います。

たねちゃんも3日間は夜な夜な薬局に残り、3日目はぶっ通しで手紙を書きあげました。


反響としては書店員の方からお褒めの言葉を頂戴したり、当選者の方々からは嬉しいコメントを多くいただきました。


「たねちゃん、100人分もよくやるよ…。自分だったら出来ないわ」


想いがあるのは大前提ですが、ここまでやったら想いが伝わるだろう、そしていい反響も得られるだろうとの勝算あってのことです。


では自分には出来ないと思われた方に一つ質問です。


もし仮に、100人に手書きの手紙を送ったら大盛況が確約されているとしても、同じように出来ないと思いますでしょうか?

インタビューや取材、挙句の果てに講演まで約束されている、となればきっとやらない手はないと感じられるはずです。


もちろん本人の目的にもよりますが、成功するとわかっていれば取り組めることの幅は広がるのではないでしょうか。

だとすると何か行動に躊躇することがあれば、それだけではまだ成功のイメージが湧いていないともいえるとたねちゃんは思います。


今回の図書カードのプレゼント企画でいうと、オリジナル図書カードを配っただけで喜んでもらえるのか?と不安に思えたら、手書きの手紙や書店情報があったほうがより上手くいきそうだとイメージできた、なんて具合です。


当然仕事で成果が確約されているものなどなく、努力が報われないことなんかはざらにあります。

そのような背景からできない理由や障壁を考えてしまうこともありますが、どうやったら成功するかを考え、その成功のイメージが自分の中で思い描ければ、行動の質・量を引き上げられるかもしれません。


ちなみにこの企画の反響を集めて初めてプレスリリースを作り、メディアに送ってみました。
プレスリリース1
プレスリリース2
各所に送ったのが一昨日のこと、そろそろ連絡がなければ望みは薄いかもしれませんが、祈るように今日一日を過ごしたいと思います。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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