たねちゃんです。

先日、TwitterとFacebookで「薬局×本屋」オープニングスタッフ募集の投稿をしたところ、様々な反響をいただきました。
中には薬学生から、「薬剤師の掛け算のキャリアに興味があるので是非一度話を聞きたい」といった内容のDMを頂戴し、さっそく先週木曜日にお会いしてきました。


学生さんの行動力も素晴らしいです。


その際にお話しした、薬剤師の掛け算を考える上での切り口を、今日のブログでも紹介させてもらいます。


薬剤師×○○には

①薬剤師に近しい分野での掛け算

②薬剤師と遠い分野での掛け算

③薬剤師を切り離した二面性


と3つのパターンがあると考えています。


具体例をあげてそれぞれ解説していきます。
①薬剤師に近しい分野での掛け算

これが一番身近な掛け算だと思います。

掛け算、というよりも専門性のある薬剤師、みたいなイメージが近いのかもしれません。


薬剤師×睡眠健康指導士のキャリアも以前取り上げました。

「睡眠」に特化している薬剤師と聞けば、それで何となくどんなことに詳しいのかも想像がしやすくなります。


また、掛け算のブランディングの注意点についても過去の記事がありますが、薬剤師に近しい分野で掛け算をするのはある意味安パイです。

「薬剤師×○○」をするなら真っ先に思い浮かぶのが健康分野との掛け合わせでしょう。

②薬剤師と遠い分野での掛け算

健康関連が近いなら、「遠い」のには何が当てはまるのでしょうか?


たねちゃんのような「薬剤師×キャリアコンサルタント」はこれに該当するでしょう。


医療業界とキャリアコンサルタント。

普通に過ごしていれば接点はまずないけれども、全く関係ないとも言い切れない。


薬学生には薬剤師資格を取って、それをフルに活用したい方とそうでない方、色んな方がいます。

そういう意味では薬学生や薬剤師にもキャリアコンサルタントが役に立てる場面があるはずです。


このように考えると


薬剤師×弁護士
薬剤師×中小企業診断士
薬剤師×ファイナンシャルプランナー
薬剤師×社会保険労務士



といったダブルライセンスの方と薬剤師が関わるのも納得してもらえるかと思います。

③薬剤師を切り離した二面性

最後は薬剤師を持っているけど、別の顔も持っているという二面性。

掛け算に含めていいのか悩ましいところですが、薬剤師以外の活動が、薬剤師にも何かしらの影響を与えることも十分あるので、「薬剤師×○○」に含めてみました。


またまたたねちゃんを例にすると、たねちゃんはMRを辞めて薬局に入った頃、ほぼ同時期にスターバックスでも働き始めました。

朝から夕方までは薬剤師、夜と休日はスターバックス、「薬剤師×バリスタ」です。

先ほどの遠い分野の掛け算とはまた違い、掛け合わせではない、全く違った側面のキャリアを持っている、というケースです。


①の近しい分野で掛け算をするなら日常業務で使いやすいこともあり、比較的キャリアを形成しやすそうですが、③の場合は切って離すので簡単にいうと副業OKの会社でないと実現困難、あるいはボランティア活動みたいになってしまうかもしれません。


そして、もっと言うならこれら「薬剤師×○○」をして、お金を稼ぎたいのかという視点も大事です。


「私の会社は副業NGなので、土日は無給で花屋さんのお手伝いをします!」


仮に1ヶ月続いたとしても、1年2年と報酬なしでずっと働ける方はなかなかいません。


「お金稼ぎ=金儲け」と直結した方もいると思いますが、あくまで賃金としてもらいたいと思うのは何にも悪くなく、ごく自然なことです。

それに働いても給料が1円も発生しない状況だと、さすがに上のような「薬剤師×花屋さん」をどれだけしたくても継続しにくくなります。


「薬剤師×○○」をしたいなら、少しでもお金を得る方向で検討したほうがいいとたねちゃんは思います。

掛け算に興味のある方、是非上の3パターンを切り口に考えてもらえれば幸いです。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。