「会社経営したい」

「起業したい」



学生時代、たねちゃんはこんな風に考えていました。

当時を振り返っても、なぜそんなに経営に興味を持っていたのか曖昧です。


恐れずに率直な気持ちを書けば、


「誰かに従って一生働きたくない!」



と、いかにもバカ大の学生らしい、しょうもない考えだったように思います。


薬局経営者の中にも、学生時代から経営に興味を持っていた人から、社会人になって薬局を自分で立ち上げたいと思うようになった人まで様々です。


どちらのタイプが経営者に向いているか、といった議論はさておき、今日は「経営したい」という気持ちに焦点を当てて、記事を書いてみようと思いました。


経営したい。


漠然と、このような想いを抱く人の中にはきっとお金を稼ぎたいとの背景の方もいるはずです。


では、どんな事業でもいいから経営したいと考えていた方が、儲かりそうだからとの理由で美容院を経営し始めたのと、美容業界に興味があって、好きな分野で美容院を始めたのと、どちらの人生が楽しそうに見えるでしょうか?


お金を稼いで、モノを消費することで満たされる性格の方にとっては、どちらもさして代わり映えしないかもしれません。

それでもパッと見た一瞬のイメージで、後者の方が楽しそうだと、直感的に思った方が多いのではないかと思います。


ここに「経営したい」をもう一歩踏み込んで考える意味があると思うのです。


自分が、なぜその事業を行うのか、なんでその分野での起業なのか、といった理由付けです。

極端な話、儲かるからといって会社を興したところで、それだけでは長い目で見て満足し切れないような気がします。


これまで、多くの経営者とお会いしてきましたが、経営を楽しんでいるかどうかは周りに伝わります。

好きなことでマネタイズできるのが理想的ですが、それが難しくても、自分が腑に落ちる理由付けさえできれば、同じように稼げる分野で経営するにも経営者本人の納得感、満足感に随分差が出てくるようにも思います。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。