たねちゃんです。
昨日後輩から何の前触れもなく、自分の会社を辞めたくなったことがあるかと質問がありました。
この後輩は去年に実家の薬局に帰った二代目経営者でたまに連絡を取る間柄です。
かっこつけるつもりもなく、当然というような感じで返信しました(笑)
薬局の二代目というのはボンボンだとか甘いとか言われがちで、そのイメージを否定するつもりはないのですが二代目は二代目なりに色々と考えたりするものです。
そこで後輩の連絡をきっかけにかつて自分がどんなことで悩んできたのか、あるいは同じ境遇にいる二代目の友人などの話も思い返しながら記事にしてみようと思いました。
まとめてみると入社したての二代目経営者は次の3つの葛藤する箇所がありそうです。
①マニュアルやルール、規則など
②既存のスタッフ
③先代との考え方の違い
少し掘り下げて説明していきます。
いきなり親の会社に入社して下積みをするのは少数派ではないでしょうか。
マジョリティはどこかの会社で修行するパターンです。
そうやって他社で学んできた二代目がよく気になるのがマニュアルやルールです。
たねちゃん自身も感じましたし、友人や他の後輩も同じようになぜこんなルールになっているのか?と疑問に思ったエピソードは多々聞いています。
加えていうなら現場のことだけではなく、会社によっては雇用関係の決め事も曖昧だったりもします。
これは会社規模にもよるのだろうと思いますが薬局でいうと1~5店舗、従業員数50名ぐらいまでは似たような感覚な気もしています。
新卒で入社した会社が大きければそこと比較して既存のルールを改善しようと動き出すのですが、すんなりも行かず色んなハードルにぶつかります。
その内の一つが、次の「既存のスタッフ」です。
これまで会社のために貢献してくれたスタッフをいきなり良くない目で見る二代目も書いていると確かにおかしいのですが、先ほども述べた通りに二代目は二代目なりに会社を良くしようと思います。
ゆくゆくは自分が旗振り役になるのだし、厳しくなっていくであろう先々を考えるとすぐにでも協力的なチームを作り上げたいわけです。
しかし、入ったばかりの二代目があれやこれやと言ったところで誰が耳を傾けるのでしょうか?
「Aだったものを明日からBに変更する!」
いきり立っても温度感の違いにも気づかなければ、既存のスタッフとの関係性もできていないと溝を埋めるどころかより一層深まってしまいます。
それなのに二代目の立場からすると「なんでうちのスタッフは聞いてくれないんだ!やりづらい!」という、なんとも勝手な思考に陥りがちです。
自分で書いていて恥ずかしくなってきました(笑)
このように客観的に見ればおかしくても、会社のことを考えているのだという自負はあるため、理解されない境遇にどうしてもモヤモヤしてしまうのだと思います。
最後に三つ目をあげるなら、やはり先代のことでしょう。
平たくいえば自分の親です。
ただこれも一定期間経ったからいえるのですが、考えが違う背景にはそもそも時代が違うという前提があると感じています。
「オンライン服薬指導が広がるだろうからSNSでの広報活動なんかも業務に取り入れていこう!」
色んな方針が会社毎にあるとはいえ、たねちゃん世代の経営者の方なら大方共感してもらえるはずです。
では70代にも差し掛かろう経営者がTikTokに前向きになるとあなたは想像できますでしょうか?
わかりやすい例えにしてみましたがPRの手法一つをとっても時代の変化があってのことです。
イニシアチブが先代に偏っていればしんどそうですが、全部が全部を先代に理解してもらえないと割り切った方が余計な衝突は少なくなると思います。
かつての自分に言い聞かせると仮定してアドバイスを投げるなら
「会社を変えようとするなら時間がかかる!」
といった感じになるかと思います。
細かいルール一つを変えるのにも抵抗が生じている状態なら尚更です。
文化や風土を作るのがそんなに簡単ではないと念頭に置きつつ、たまには愚痴を吐ける関係の人に話しを聞いてもらいながら追い詰めないようガス抜きをするのも大事かもしれません。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
昨日後輩から何の前触れもなく、自分の会社を辞めたくなったことがあるかと質問がありました。
この後輩は去年に実家の薬局に帰った二代目経営者でたまに連絡を取る間柄です。
かっこつけるつもりもなく、当然というような感じで返信しました(笑)
薬局の二代目というのはボンボンだとか甘いとか言われがちで、そのイメージを否定するつもりはないのですが二代目は二代目なりに色々と考えたりするものです。
そこで後輩の連絡をきっかけにかつて自分がどんなことで悩んできたのか、あるいは同じ境遇にいる二代目の友人などの話も思い返しながら記事にしてみようと思いました。
まとめてみると入社したての二代目経営者は次の3つの葛藤する箇所がありそうです。
①マニュアルやルール、規則など
②既存のスタッフ
③先代との考え方の違い
少し掘り下げて説明していきます。
①マニュアルやルール、規則など
いきなり親の会社に入社して下積みをするのは少数派ではないでしょうか。
マジョリティはどこかの会社で修行するパターンです。
そうやって他社で学んできた二代目がよく気になるのがマニュアルやルールです。
たねちゃん自身も感じましたし、友人や他の後輩も同じようになぜこんなルールになっているのか?と疑問に思ったエピソードは多々聞いています。
加えていうなら現場のことだけではなく、会社によっては雇用関係の決め事も曖昧だったりもします。
これは会社規模にもよるのだろうと思いますが薬局でいうと1~5店舗、従業員数50名ぐらいまでは似たような感覚な気もしています。
新卒で入社した会社が大きければそこと比較して既存のルールを改善しようと動き出すのですが、すんなりも行かず色んなハードルにぶつかります。
その内の一つが、次の「既存のスタッフ」です。
②既存のスタッフ
これまで会社のために貢献してくれたスタッフをいきなり良くない目で見る二代目も書いていると確かにおかしいのですが、先ほども述べた通りに二代目は二代目なりに会社を良くしようと思います。
ゆくゆくは自分が旗振り役になるのだし、厳しくなっていくであろう先々を考えるとすぐにでも協力的なチームを作り上げたいわけです。
しかし、入ったばかりの二代目があれやこれやと言ったところで誰が耳を傾けるのでしょうか?
「Aだったものを明日からBに変更する!」
いきり立っても温度感の違いにも気づかなければ、既存のスタッフとの関係性もできていないと溝を埋めるどころかより一層深まってしまいます。
それなのに二代目の立場からすると「なんでうちのスタッフは聞いてくれないんだ!やりづらい!」という、なんとも勝手な思考に陥りがちです。
自分で書いていて恥ずかしくなってきました(笑)
このように客観的に見ればおかしくても、会社のことを考えているのだという自負はあるため、理解されない境遇にどうしてもモヤモヤしてしまうのだと思います。
③先代との考え方の違い
最後に三つ目をあげるなら、やはり先代のことでしょう。
平たくいえば自分の親です。
ただこれも一定期間経ったからいえるのですが、考えが違う背景にはそもそも時代が違うという前提があると感じています。
「オンライン服薬指導が広がるだろうからSNSでの広報活動なんかも業務に取り入れていこう!」
色んな方針が会社毎にあるとはいえ、たねちゃん世代の経営者の方なら大方共感してもらえるはずです。
では70代にも差し掛かろう経営者がTikTokに前向きになるとあなたは想像できますでしょうか?
わかりやすい例えにしてみましたがPRの手法一つをとっても時代の変化があってのことです。
イニシアチブが先代に偏っていればしんどそうですが、全部が全部を先代に理解してもらえないと割り切った方が余計な衝突は少なくなると思います。
まとめ
かつての自分に言い聞かせると仮定してアドバイスを投げるなら
「会社を変えようとするなら時間がかかる!」
といった感じになるかと思います。
細かいルール一つを変えるのにも抵抗が生じている状態なら尚更です。
文化や風土を作るのがそんなに簡単ではないと念頭に置きつつ、たまには愚痴を吐ける関係の人に話しを聞いてもらいながら追い詰めないようガス抜きをするのも大事かもしれません。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。